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花形歌舞伎タイトル

平成13年1月2日(火)初日〜27日(土)千龝楽
昼の部:11:30〜/夜の部:16:30〜 浅草公会堂の地図
後援:台東区・(財)台東区芸術文化財団
お問い合わせ:浅草公会堂 松竹事務所 03-3841-8221

花形歌舞伎チラシ
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売切
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★:8日のみ午後2時開演

平成中村座に引き続き、浅草で歌舞伎!
21世紀の幕開けにふさわしい花形歌舞伎。
もちろん、「浅草い〜とこ」はおっかけます!!

花形歌舞伎といえば若手の登竜門として有名ですが、
演ずる役者連はこれから有望な若手ばかりで、浅草で初役を演じるというのですから、これは見逃せない!
公演は2001年1月2日から27日までの昼夜2回、全部で47公演で、浅草公会堂で行われます。

松竹様のご協力のもと、「初春花形歌舞伎」の魅力を余すところなく紹介していきます。
もちろん歌舞伎の初心者の方にも楽しんでいただけるようにやさしい解説にも心がけるつもりです。

また、松竹様から特別に「浅草い〜とこ」の読者の皆様に公演チケットのプレゼントまでいただきましたので
どしどしご応募ください。

さて、ドキドキワクワクの特集の予定は・・・

Part1:みどころ&おすすめ
初春花形歌舞伎のみどころ&おすすめ
Part2:今までの初春歌舞伎の歴史とそれを彩った役者たち
今までの初春花形歌舞伎のおいたち、エピソードを紹介
Part3:歌舞伎入門
Part4:今回の初春花形歌舞伎の演目
演目の歴史・見所・音楽他
Part5:公演鑑賞レポート
Part6:番外編(当選者レポート他)
ではでは、特集Part1の 始まりはじまりー。(チョーン・チョン・チョン…)

Part1 「初春花形歌舞伎」の魅力・見所 

初春の浅草を彩る風物詩として人気と注目を集めている「初春花形歌舞伎」が、2001年1月に浅草公会堂で2年振りに開催されます。来春の舞台も、文字通り今をときめく若手花形がずらりと揃って賑々しく幕が開きます。若手の登竜門として、また大役初役に挑む奮闘公演として、人気が高い「初春花形歌舞伎」、若さ溢れる新鮮な舞台はまさに必見です。

なかでも、猿之助一門の若手として、このところメキメキ頭角を顕している市川亀冶郎が、『弁天娘女男白浪』で、妖艶な悪党、弁天小僧菊之助を初めて演じるのが大きな話題です。これまで女形と立役の両方を着実に経験し、人気を集めてきた亀冶郎が初演する弁天小僧は、必ずや魅惑的な舞台になるに違いありません。
歌舞伎の名作中の名作で、娘姿をした盗賊が強情をはたらく場面はよく知られており、七五調の粋な台詞が酔わせる好舞台です。実力派として評価も高い亀冶郎の若さ溢れる熱演と、若手花形の息の合った競演が魅せる、お屠蘇気分を盛り上げる贅沢な一幕です。
また、中村勘太郎が初めて挑戦する『一條大蔵譚』もズバリ注目の舞台です。祖父中村勘三郎、父中村勘九郎ともに有数の当り役である主人公の一條大蔵卿は、本性を隠して作り阿呆を演じる公家ですが、本性と作り阿呆の演じ分けなど、巧みな演技術が要求される時代物の大役です。愛嬌とりりしさを兼ね備えた大蔵卿は、中村屋のまさに家の芸ともいえますが、この度、初役で弱冠19歳の勘太郎が演じるのは、芸の継承の意味からも、意欲的なチャレンジとしても、高い注目を集めています。勘太郎の清々しさと溌刺とした魅力がたっぷり楽しめる見応えのある作品です。
さらに、勘太郎の弟、七之助は、『正札附根元草摺』で、荒事の曽我五郎に挑みます。かつて初春の歌舞伎公演では、曽我兄弟が登場する演目が必ず上演されていました。2001年の黎明を飾る当公演の舞台にも、このめでたい曽我五郎がお目見得します。たおやかな女形のイメージが強い七之助ですが、今回は打って変わって勇敢で荒々しい若武者に扮して、江戸歌舞伎のエッセンスがぎっしり詰まった荒事の世界を演じます。手強さと優しさを合わせ持った江戸歌舞伎のヒーロー曽我五郎を演じる七之助からも目が離せません。

亀冶郎は、昨年正月、「初春花形歌舞伎」に初めて出演し、今回が2回目の登場です。勘太郎、七之助ともに揃って主役を演じる公演は今回が初めてです。彼らは、これから21世紀を担う若手花形として大いに期待されており、今回の公演でも目覚しい活躍ぶりが予想されます。きっと次代の歌舞伎を担う新しいスター誕生の画期的な公演となることでしょう。

(松竹(株)様資料より)

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