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今年も“浅草い〜とこ”では浅草サンバカーニバルの取材に行きました!
パレードコンテスト
8/30(土)14:00〜18:00(馬道通り〜雷門通り)
馬道通りの朝日信用金庫を出発点に雷門通りのすしや通り入口まで、パワフルなダンスや個性溢れるコスチュームのダンサーたちが観る方すべてを魅了します。

浅草サンバカーニバル実行委員会  パレードコースマップ

今年はすごい人出だったようですね。
動画配信中!!
MOVIE 1(1.4M)MOVIE 2(1.0M)MOVIE 3(2.4M)

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ブラジリアンダンサー撮影会
8/30(土)11:45〜18:30(商店街各所/有料1000円)
商店街の各所で華麗なコスチュームを身にまとった、本場ブラジリアンダンサーとの撮影会を行います。一緒に撮ったポラロイド写真はフォトフレームに付けてお渡しします。ダンサーとの熱く、華やかな一枚を記念にどうぞ。
スペシャルサンバショー2003
8/30(土)
1st 12:30〜14:00・2nd 19:00〜20:30(浅草公会堂/有料)

前売券 S席/4000円 A席/2500円 B席/1500円
当日券 2席/4500円 A席/3000円 B席/2000円
全国の「チケットぴあ」「ファミリーマート」「サンクス」「セブンイレブン」にて発売中!

スペシャルサンバショー2003 in浅草公会堂 体験レポート
熱〜いパレードもいいけれど、
ゆったり座って眺めるサンバもまた楽し。

 2003年8月30日(土)、浅草公会堂で恒例の「スペシャルサンバショー」が開催された。本場ブラジリアンたちによる歌とサンバを、すずしいホールでじっくり座って鑑賞できるのが、「スペシャルサンバショー」の魅力。公演は昼12時からと、夜7時からの2回あり、このリポートのために足を運んだ夜の回は、昼間じゅうぶんサンバを楽しんだ人たちが、夕涼みにやってきたという感じだった。客層はやや高めで、男女比も半々といったところ。1階席はほぼ満席、2階席、3階席もそこそこに埋まっていた。ちなみに前売り券はS席4000円、A席2500円、B席1500円。当日券はそれぞれ500円アップするので前売り券がお得だ。
 さて、ほぼ定刻通りの夜7時3分、サンバの本場、ブラジリアン・バンドによる歌でスタート。司会者(長尾ゆいさん)によれば、このバンドはサンバだけでなくボサノバやポピュラーミュージックまで幅広くカバーしているという。ヴォーカルは金髪の美女3人。それにギター、ドラム、タンバリン、太鼓、キーボードという構成。ヴォーカルは、それぞれパンチが効いていて、出だしから貫禄のある歌いっぷり。が、遠目にはキラキラ光るドレスを身にまとった「金髪美女」の3人、近くで見ると結構、年齢はイッてるかも? それでもフラッシュ撮影およびビデオ撮影禁止のはずが、場内のあちらこちらからフラッシュの嵐。2曲目には早くもドライアイスによるスモークがモクモク、客席からは手拍子が起こるという、歌謡ショー並みのノリの良さだ。
 このバンドの音楽で、サンバ・ショーが進行するのかと思ったら、バンドは舞台の後ろに下がり、テープによる音楽に乗ってダンサーが登場。前半のダンスはブラジルに伝わる民話をアレンジしたストーリーをサンバで表現したもの。スタイルがよく露出度が高い衣装をまとった美女がサンバを踊る中に、黒い牛の張りぼてをつけた男性ダンサーが乱入。さらに牛を挑発するように美女たちが激しいダンスを踊る。やがて槍を持った美女たちが牛を囲んでダンスし、牛は退散する。シーンは変わって、町娘風の衣装をまとった美女と、男の子役の美女(背が高く足が長くカッコいい!)がペアでダンス。そこに先ほどの黒牛が登場…。
 ここで、ダンサーたちは一度、舞台袖に引き上げ、再び先ほどのバンドの出番。それまで舞台後方でヒマそうにダンスを眺めていた彼らは、まさに水を得た魚のよう。特に赤いドレス女性のソロ・ヴォーカルは低音から高音までよく伸びて圧巻だった。  後半はダイナミックなパーカッション・ショーでスタート。バンドのドラムとタンバリン、太鼓のほかに、新たに3人のブラジリアン・パーカッショニストが登場し、激しく小気味のよいリズムを刻む。客席からおじいさんをステージに引っ張り上げ、太鼓を叩かせるというパフォーマンスも。リズム感がよく、耳コピーでブラジリアンの真似をして太鼓を乱打するおじいさんに、やんややんやと拍手喝采!
 客席がリラックスしたところで、後半のサンバタイム。目に仮面をつけた11名の美女たちが舞台狭しとサンバを踊る。衣装の露出度もさらに高くなり、ダンスもいっそう激しさを増してくる。
 前半は、路上パフォーマンスと勝手が違うステージ形式のショーに戸惑っているようにも見えたが、後半は、ダンサーたちの気分も盛り上がってきたのか、表情も晴れやかに本領発揮というところ。それにしても、何度制止されてもバシャバシャとフラッやシュをたいて写真を撮り続けるマナーの悪い客が多いのには閉口。彼女たちの姿だけでなく、サンバを楽しんでほしいと思う。
 そうこうしているうちに、舞台はフィナーレ。テープではなくバンドの生演奏で、孔雀のような羽をまとった男女のダンサー、ブラジル国旗を持った王様と女王様のダンサーなどを加えて、ダンサーは総勢22名の総出演。さらにダンサーに招かれて客席からも20名ほどがステージに。ダンサーと輪になって踊る楽しげな様子に、招かれなかった人も、2人、3人と自らステージに駆けつけ、レッツ・サンバ!そして、そんな熱いステージを、ニコニコと客席で眺めるお年寄り。踊って楽しむもよし、眺めて楽しむもまた楽し。マイペースで本場のサンバを楽しめるのが、「スペシャルサンバショー」のいいところなのだろう。
 今年は見逃したという人は、来年はぜひ、浅草公会堂ならではのサンバワールドを楽しんでみてほしい。ブラジリアン・ダンサーと一緒に踊りたい人は、1階席をゲットしよう!

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