えっ?!浅草に芸者さん?
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…そうです。
浅草は東京でも屈指の花柳界が浅草寺の裏手「観音裏」に広がっているのです。
今でも三味線や鼓の音が聞こえたり、夕方ともなると料亭に向かう芸者衆と出くわしたり。
見番や料亭・置屋などの瀟洒な和風建築が今でも残っている
浅草でも数少ない日本情緒たっぷりな町が「観音裏」。
浅草寺の表側にないもう一つの浅草の顔が「観音裏」です。
三社祭の時など、御輿に祭囃子に揃いの半纏の町衆に加えて着飾った芸者衆が
町中を行き交う光景はまさに明治・大正時代の祭りの風景そのもの。
料亭があり、芸者衆がいる町を花柳界といいます。
はい。伝統芸能をベースに宴席を盛り上げてくれるのが芸者さん。
いわば宴席のエンターテイナー兼インストラクター。
ちょっとついでに浅草の花柳界を覗いてみませんか。決して敷居は高くないですよ。
今の日本人にとってもそれは日本人のアイデンティティー発見の旅です。 |
江戸の昔から続く「粋なおとなの遊び」。
最上級の贅沢な遊びとして、敷居が高いなどと思われてしまいがち。
でも、手順を踏んでルールを知れば、古くかつ新しい遊びの世界が見えます。
3つの業種から成り立ってます。
1. 芸妓衆の屋形である置屋
2. 遊びの場を提供する待合(料亭)
3. 料理を提供する料理屋(割烹)
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四季折々の曲目と踊りを見せてくれます。
接待のプロなんです。
芸者さんていっても実際に会ったことがない、
わからないこといっぱい。
そこで…
Q&A
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Q1:芸者さんと芸妓さん?
A1:関東では「芸者さん」、関西では「芸妓(げいこ)さん」が多いようです。
Q2:立方(たちかた)と地方(じかた)?
A2:お座敷で踊りを踊るのが「立方」。
三味線、唄、鳴り物(太鼓、鼓)などの伴奏をする「地方」。
両方を呼ばないといけません。
Q3:半玉さんて?
A3:一人前の芸者が「一本」、その前の芸者が「半玉」(はんぎょく)。
「半玉」とは、昔、玉代が半分だったことから命名された言葉。
今は一本も半玉(正式には雛妓)も玉代は一緒。
関東では半玉さんのことを俗称「お酌さん」と、京都では「舞妓さん」と呼ぶ。
Q4:浅草名物
A4:長編のオリジナル曲の“さわり”の部分 曲名「伎競浅茅の賑い」
“待乳山、花川戸、花屋敷、三社祭、浅草寺”と次々に唄いあげ、
最後に“中でも忘れちゃいやですよ、浅草芸者の心意気”と
締めくくるんだそうです。
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浅草花柳界の歴史、しくみ、お座敷入門講座、料亭・割烹のご紹介など、
詳しい内容は公式サイトにて調べられます。
https://www.asakusa-kenban.jp/
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