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1章
助六イラスト 浅草い〜とこオープンによせて

我々時代屋が浅草の町中を人力車で流して歩いてはや4年。町の皆さんやお 客様のご理解ご声援があればこそここまでやってこられました。本当に有り 難うございます。

突然オープン致しました「浅草い〜とこ」ですが、実は突然ではないのです。 そもそも人力車は明治2年に東京で発明され、3年に日本橋の高札場前で営 業開始されたのが始まりとされています。以来、駕籠屋が大量廃業したり、 本格的な車社会が到来したりで文明開化を象徴する社会現象となりました。 いわば交通革命にも匹敵する訳ですが、もう一つの側面は実は情報流通革命 なんです。

人力車の普及で人の1日の移動範囲がなんと3〜4倍も拡大したのです。人 の移動は情報の移動をもたらします。情報伝搬速度が4倍になったと言って も過言ではありません。人を運び、情報を伝えて60年。人力車は昭和初期 には主要交通手段としての社会的使命をほぼ終えました。今、浅草で復活し た人力車は交通手段と言うよりは地域情報や観光情報の伝達者なのです。

この4年間、浅草を人力車で巡るうちに様々な情報が寄せられて参りました。 人力車夫ならでは知り得た路地裏情報も沢山。知れば知るほど浅草にはまだ まだ埋もれたい〜とこがいっぱいあることに気づきました。いわば埋もれた 文化資産。浅草の町あっての車屋ですから、この町の資産をもっとよりよく 世界の人々に紹介していくことができないかと常々考えていたわけです。 そしていよいよインターネット時代の到来がその願いを「浅草い〜とこ」と いう形で具現化してくれたという次第です。

情報提供いただり取材にご協力いただいた皆様に心より感謝致します。また インターラクティブ(双方向性)というインターネットの特性を活かして、 ご利用いただいた世界中の皆様から「浅草い〜とこ」や浅草全般についての 忌憚のないご意見・ご要望・お問い合わせ・旅や人生の想いで等が寄せられ ますことを切に願っております。
「浅草い〜とこ」が世界の人々の心と浅草の心を結ぶ架け橋となれればまさ に「車夫冥利に尽きる」思いです。

「浅草い〜とこ」宣言
「浅草い〜とこ」は浅草への愛着と日本文化への暖かい眼差しを
21世紀に伝えていきます。
2000年6月  時代屋

皆様の感想・ご意見・想い出話などどしどしお寄せ下さい。

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