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人情の町こだわりの町、日本のふるさと浅草。
浅草が浅草らしくあるのも陽になり陰になりしながら浅草を支える人々がいればこそ。
そんな浅草人を「浅草い〜とこ」ではシリーズで紹介していきます。

ご意見・ご感想など、どしどしお寄せ下さい。

第ニ弾

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木下さくら(きのした さくら)さん
演芸のメッカ浅草木馬亭、若い人にあまり馴染みがない「浪曲」、
そんな中、浅草木馬亭で頑張っている可憐な女性が居る。
看護婦さんをしながら、茨城までお稽古に通っているという。
今回は、浪曲界の華、木下さくらさんにお話しを伺うことができました。

新聞記事の写真もかわいらしいのですが、実際はもっとかわいらしく、浪曲界のアイドル間違いなしですね。
しかも看護婦さんというハードなお仕事。
お話しを伺った当日も、「夕方〜の勤務でこれから仕事です」とおっしゃってました。
伝統芸能の初心者がいろいろお話しを聞いてみました。

木馬亭で浪曲との出会いがあったとのことですが、
以前から興味があったのですか。

興味はありました。
大学時代に落語研究会に入っていまして、女の子は皆、三味線ができないといけなかったんです。
なので少しはできました。就職後、端唄・小唄を近所で習い(今でも習っています)、
浪曲の三味線も習いたいと思ったのです。
前前からやりたいと思っていたので、出演されていた沢村師匠に即、入門をお願いしたのです。
なぜ落語研究会に入ったのですか?
楽しそうだったから入りました。
ご出身はどちらですか?
山形です。
自分はどういう性格の人間だと思いますか?
何でも一生懸命やる性格です。というかなってしまうというか…
浪曲の魅力とは?
音楽あり、ストーリーあり、笑いもあれば涙もある。人によってそれぞれのストーリー表現ができるところです。
浪曲師でなく曲師を選んだのはなぜですか。曲師歴は何年ですか?
話すのが苦手なんです。(笑)
弟子に入ってからは約1年ですが、まだあまり弾けないので師匠の会に出していただく程度です。次の舞台は、先になりますが10月14日、浅草木馬亭での「国友忠の会」の予定です。
どんな演目が得意ですか?
浪曲は一曲覚えて弾くものではありません。
その演者のやる節と場面が弾ければどの演題も弾けますが、演者によって節も違います。
初舞台では「吉良の仁吉」をやりました。
浪曲の三味線は他の伝統芸能の三味線とは違うのですか?
浪曲の三味線は、他の伝統芸能の三味線と違って楽譜がなく、節に合ってさえいれば何でもありです。決まりが少ない分、難しくもあり、自由でおもしろいと思います。
浪曲師と曲師の呼吸は、掛け声をかけてやるそうですが、とても難しいそうです。

お稽古に茨城まで通っていらっしゃると記事で読みました。
お仕事との両立で大変なことは?

片道3時間、週に1〜2回、通っています。大変ですが、得るものは大きいです。
両立で人生観が豊かになることもあります。色んな角度からものを見られるようになりましたね。
目標としている先輩は、いらっしゃいますか?
どんな芸風を目指していらっしゃいますか?
もちろん、沢村豊子師匠です。
芸達者なベテラン曲師で、国友先生の相三味線ですが、三波春夫先生なども弾かれます。
演者の芸をのせていけるところに惹かれています。
趣味でなくプロとしてお金をいただけるように演奏できるようになりたいです。
浅草は好きですか?おすすめスポットはありますか?
浅草寺は、必ず行きますね。
あとは神谷バーが好きです。
花見のシーズンはひとりで毎年、隅田川の桜を見に来ます。
さくらさんもお若いですが、今の若い方に何かひとことありますか?
お友達とおしゃべりやTVももちろん、いいのですが、歌舞伎でも演劇でもミュージカルでもいいのでもっといいものがたくさんあるので観てほしいと思います。
彼女の控えめな語り口に浪曲にかける熱い情熱を感じました。
浪曲界の21世紀を担い、浅草演芸の灯を灯し続けていただきたいと思います。
次の舞台は、先になりますが10月14日、浅草木馬亭での「国友忠の会」の予定だそう。
「浅草い〜とこ」では応援させていただきます。
取材ご協力ありがとうございました。
(文責:時代屋)
彼女と浪曲の魅力をお伝えするには動画でお見せするのが一番ですので、近々お願いして演奏風景を撮影して動画でおとどけする予定です。ご期待ください。

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